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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第26章 合宿





夕飯を食べ終えると過去に覗きをしようとしたバカがいるらしく、マネージャーは先にお風呂に入るよう指示され、あたしとさつきは一足早くゆったりさせていただいた

館内の移動は浴衣が原則らしく、みんな浴衣を着ており何だか新鮮な気持ちになる


『…あっつ』

「意外とお湯が熱かったね」

『まあ冷たいよりはマシ…かな』

「冷たいのは困っちゃう」

『あ、虹村先輩に出たって報告しなきゃ、選手達がお風呂入れない』

「じゃあ、一緒に行く?」

『行こっか』


廊下を歩き出し、ミーティング中らしいバスケ部のレギュラーメンバーを探す

ふと騒ぎ声が聞こえたため、そちらの方向へと歩き出した


「あ、居たよ!」

『本当だ。いや…さすがに目立ってるな』


悪目立ちではないためまだ良いが、強豪校のオーラかカラフルな頭だろうか、すごく目立っている


「…なんか入り難い雰囲気だね
どうする名前ちゃん、様子みてからにする?」

『いや、いいよ。行ってくる』


ミーティング中なのか分からないが、歩き出すとさつきがやけに彼らから視線を浴びる

そりゃ美人に浴衣は…似合うよなあさつきを見てと内心頷きながら虹村先輩に声を掛けた


『虹村先輩、お待たせしました。お風呂に行ってきたらどうですか?』

「…苗字」

『はい、なんでしょうか虹村先輩』

「去れ」

『はあ?なんですかせっかく呼びに来たのに』

「…そういう意味じゃねぇんだ」

「苗字…」


イヤそうな顔をしている虹村先輩の背後から近寄ってきたのは大輝

何を言い出すのかと思って想像すると、似合わねぇから着替えろとか言われそうだなーと思って少し気分がブルーになった


「お前以外とさつき並みに胸でけぇな!Dくらいか?グハッ!」

『反省しろ』

「青峰君のばか!」


その瞬間、さつきと息がぴったり合った。青峰の右頬をあたしが、左頬をさつきがキレイに殴った

そして青峰は床に倒れている。それに対し虹村先輩は手を叩いてレギュラーの注目を集める


「あー、もうお前らは風呂行ってこい!オレは巡回してくるからなんかあったら探せ!」


虹村先輩はそう言ってどこかへと走り去ってしまったのでさつきと2人、宿泊する部屋へ向かった





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