第6章 鬼ごっこッス!
『あ、よろしく黄瀬』
「えー、俺 #NAME1#っちには『涼太』って呼んで欲しいッス」
こんな1日で態度が変わるとは…黒子の事を思うと可哀想に感じるよ
『…涼太』
「…カッ、カワイイッス!」
『へー
って、はぁ!?』
カワイイって言った!?
確かに前世よりはキレイになってる、けど(そんな変わらないが)
こんなイケメンに言われると…
『嫌味かぁぁぁ!!』
あ、なんか蹴っちゃった
これじゃぁあたしの立場が笠松さんだ
「い、痛いッス!
それに嫌味じゃなくて本気ッス!
あ!そうだ!」
そう言って黄瀬ーじゃなくて涼太は紙の切れ端に何かを書き始めた
《お知らせします
新入生歓迎会の鬼ごっこが終了しました
生き残った方は校庭までお願いします。繰り返します…》
『あ、ほら
終わったみたいだよ』
「はい!」
差し出されているのは紙の切れ端
『…これは何?』
「俺のアドッス!
あとで連絡して下さいッス!」
『…はぁ』
「じゃあ、またねッス!」
そう言って涼太はどこか(恐らく校庭)に行ってしまった
紙を見ると下の方にサインが入っている
『やっぱ、残念なイケメンだなぁ』