第6章 鬼ごっこッス!
しばらくして疲れがドッと出た
『上手くひきつけられたぁ!』
その言葉と同時に黄瀬がこっちにキラキラした目で飛びついて来た
『うわっ』
…ちょっと待て、嫌な予感しないぞ
でかいワンコに変身したってことは…
「すごいッスね、アンタ!
ソンケーするッス!」
やっぱりぃぃぃ!
嫌な予感的中しちゃったよ!
「名前!
名前を教えて欲しいッス!」
『…#NAME2# #NAME1#』
これで名前に『っち』って付いていたら完全にソンケーされてる証拠だ、けど
「#NAME1#っち!
俺は黄瀬 涼太ッス!よろしくッス!」
ソンケーされてたぁー!
ていうか、本当に残念なイケメンだな
こう、もっとキリッとしてればカッコいいのに