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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第26章 合宿





『虹村先輩、緑間と大輝がそっち行ったんで思う存分にどーぞ。普段の鬱憤を晴らしてください』

「やっとかよ…長かったな」

『せっかく血糊まで用意したんですから、頼みますよ』

「当たり前だろ」

『ちなみに他のペアは紫原と涼太に、征十郎とテツヤですからどれも面白いですよ』

「了解、じゃあちょっと行ってくるわ」

『はーい』


その後、大トリの征十郎とテツヤも含め無事全員戻ってきた

驚かす役の先輩達も戻ってきてもらうと虹村先輩は血糊のせいで血まみれだった。あれで脅かしてたのかと笑ってしまう


『お疲れ様、食券は見つけた?』

「あー、当たり前だろ」

「う~ん、おかわりできると良いなぁ」

「中々のスリル感だったね」


ちなみに肝試しをしていた最中のことは言えないらしいのが数人いたが、とりあえず帰るための準備をして、虹村先輩の血まみれになっている顔を拭く


『…本物の血も混じってません?』

「あー、ちょっとな」

『誰の血ですか?』

「さあ」

『…まあ、良いですけど』


あらかじめ持ってきておいた濡れタオルを虹村先輩に渡し、固まっている血糊を取ってもらう

…さつきは今頃どうしてるかと考える
夜に女子が歩くのは危ないからって留守番にさせたけど料理とかしてないと良いなぁと、溜め息を吐いて泊まっている宿泊所へと歩き出した


「名前っち!あの肝試しもう絶対やりたくないっス!」

『そう言われてもなぁ…来年もやって良いかも』

「ややややめてほしいっス!」

『紫原は?どう、面白かった?』

「疲れるだけだったかな~」

『…ふむ驚かす側としてはどうでしたか?虹村先輩』

「ああ、面白かったな」

「どうせならば来年もやろうか」

『征十郎もノリノリだ』

「いやっス!」


宿泊場所に戻るまで涼太は怖かったのかあたしの後ろから離れずずっと腕を掴まれていた

さすがに部屋に戻ろうとした時までついてきたので、紫原に回収してもらった




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