第37章 黄色と灰色
『…灰崎の彼女さんだっけ?』
「そーだけどお?」
『人の彼氏、勝手に取らないで下さいね
涼太はあたしのものですから』
「ふーん」
そう言って灰崎の彼女らしき人物はと灰崎は去っていった
そして周りからのどよめきと、あたしへの視線がすごい
「#NAME2#、お前黄瀬の奴と付き合ってたのか!?」
『だれが涼太を彼氏なんて言った
あたしの彼氏は2次元で、ものって言うのは犬って意味だよ
て言うより今の涼太に彼女なんて居ないし
そこで涼太』
「…なんスか?」
『保健室行こうか』
▽▽▽▽▽
「…何で保健室なんスか?」
『特に涼太はケガしてないけど
何となく、泣きそうな顔してたからさ』
「…肩、借りても良いッスか?」
『どーぞ』
「ひぐっ…#NAME1#っち、オレ、」
『勝ちたかったんでしょ?
大丈夫だっつの、始めて2週間であそこまでできる方が変だわ』
「#NAME1#っぢ…」
『ただ…問題があるんだよなぁ』
「問題ッズか?」
『灰崎が、部活をやめるかもしれない…』
それまでに勝てれば良いけど。と呟くと、涼太は鼻をすすりながら肯定を示して返事をした
…鼻声可愛い!と思ったのは隠しておく