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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第26章 合宿




苗字side


「苗字、そろそろ起きろ」

『…起きてます』

「嘘吐け」

『…おはようございます?』

「おはよう名前」

「もうすぐ到着するから準備しとけ」

『はーい』


起きたばかりで冴えない頭とだるい体を無理矢理起こして降りる準備を始める

その瞬間に後ろから顔は見えないが涼太に話しかけられて、話を聞く


「名前っち!」

『用件をどうぞ』

「よく寝てたっスねーそんなに楽しみだったんスか?」

『いやだからそういうことで良いって言わなかったっけ?』

「言われたっス!」

『おい』


いつも通りワンワン吠えている涼太を置いておき、降りる準備をしながら虹村先輩と征十郎と一緒に今日のメニューの確認をする

そのまま練習を行い、夕飯が終了した涼しいしちょっと外でも走ろうかなーなんて言う人もいるかもしれない時間帯、より遅い。周りは真っ暗だ

そこでわざわざ同級生と後輩を呼び出した。その理由はただ1つ


『精神を鍛えるため、肝試しをやりまーす!!』

「「…は?」」

「え、どういうこと?」

「てか先輩達は?」

『その説明は今からするからちょっと待ってねー。今回の肝試しは監督も承認済み!
驚かせるのは普段から生意気な後輩にピキピキしてる先輩方という素敵なロケーション!』

「…はぁ!?」


いやそりゃあ先輩達も生意気な後輩が居ればストレスになる
その鬱憤を晴らすのに肝試しを提案したところ彼らはノリノリであった


「それ不参加っつーのはできないんですか?」

『できるよー』

「じゃあ不参加に、『今回の肝試しの奥にはある箱が置いてあるんだけどー』」

「…?」

『その中に明日の夕飯用の食券が入ってるんで、もし参加しなかったら明日の夕飯無し!』

「「!!」」

『他の人の分まで取ってきたら、もちろん虹村先輩直伝の技をお見舞いします』


あたしの言葉にどんどん顔を青ざめていく同級生と後輩達。我ながら良い案だと思っている

これの準備のおかげで朝から晩まで虹村先輩達と協議して寝不足になってしまったが





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