第36章 黄色の教育係
「よーし
今日はここまで」
「「「っつかれしたー!!」」」
「黄瀬くん
片付けなんですが用具室は…」
「うわっっ
いやちょっといいッスか、その前に
教育係違う人にしてほしいッス
チェンジ」
「え」
『…で虹村先輩、続けてくれるんですよね』
「心配しなくてもそのつもりだっつーの
それに引き換えこっちも質問させてもらう」
『急にですね』
「お前は、本当に中学生か?
俺のことと言い赤司のことと言い、どこか冷めてねぇか?」
『…、冗談きついですよ虹村先輩
戸籍も普通に中学生で、友達と悪ふざけしてるのに中学生じゃないなんて…』
「…そうか、なら良いんだけどな」
『じゃ、主将頑張って下さいね』
少し焦っている状態の心臓を落ち着かせるように左胸に手を当ててうずくまる
…虹村先輩、征十郎並みに鋭すぎでしょう
ギャーギャー騒いでる青峰と涼太、その2人に挟まれているテツヤの会話を聞きながら少し考える
「#NAME1#」
『…征十郎』
「黄瀬くんとずいぶん仲が良いようだね」
『…テツヤへの態度の話しね』
「話しが早いね」
そりゃまあ…アニメ1期のOVAで征十郎頑張ってましたもんね、うん
さすがに言ったりはしないが心の中で呟き征十郎の方へと顔をあげる
「そこで今度2軍の練習試合での同伴を黒子と黄瀬にさせようと思っているのだが」
『うん。良いんじゃない?』
「マネージャーの同伴、#NAME1#が行くかい?」
『あたしは良いからさつきにしなよ
まだ疑ってるみたいだからさ』
「良いのかい?」
『良いから、コーチと虹村先輩に話してきなよ』
「…分かった」