第36章 黄色の教育係
『…黄瀬涼太っと』
とりあえず練習しなければ始まらないと、虹村先輩とコーチの指示から練習が始まった
どちらにせよあたしは体調管理担当のために、適当な場所に座って目を集中させるのだ
そのときはなぜか周りの音も聞こえやすくなることが最近分かった(遅い)
「っしゃあ」
「おお」「へぇ…?」
「とてもバスケを始めて2週間とは思えないのだよ」
「ホントー
どっかの誰かさんとは大違いだね~~」
「ほっといてください」
涼太のバスケのプレイに目を見張らせる虹村先輩に青峰
そんな姿を見てテツヤと比較する緑間に紫原
…あれ、征十郎が珍しく緑間と居ない
ふと気づいたのは涼太が入ってきたということは、今日虹村先輩が征十郎に主将の座を受け渡すかもしれないと言うこと
あのときのがうまくいってなくて、征十郎が主将になってたらどうしよう…
「#NAME1#っちー!
俺のシュート見ててくれてたッスか!?」
『ぐぇ
りょ、涼太絞まってるからやめて』
「見ててくれたんスか?」
『確かに見てた、見てたから
涼太、ハウス』
「俺は犬じゃないッス!」
『お手』
「やらないッスよ!?」
『だったら練習戻れ』
「#NAME1#っち冷たいッス…」
『知るか』
とりあえず、このあとは虹村先輩呼び出して再度聞いてみようかな