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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第25章 試験前の部活停止





『はぁ!?』


テストが終わり、採点まで終了したため返されたテストを見せてきた青峰と涼太

その顔はとても良い微笑みを浮かべている。ちなみにまだ合計点数は発表されていないため、誰が何点を取ったのかは分からない


「ほら、ちゃんと平均点取っただろ?」

「オレもオレも!70点以上なんて小学校以来かもしれないっス!」


その点数にキセキ達だけではなく先輩たちまで目を丸くして驚いていた

もちろん、あたしも取れるとは思ってなかったのでびっくりしているけれども


『ご褒美の催促ってこと?』

「おう!」

「そうっス!」

『青峰は名前呼びで、涼太には……何だっけ?』

「デートっス!」


ワクワクした表情をしてこちらを見る涼太。なんだか背後にゴールデンレトリバーの姿がチラついてしょうがない

必死に犬ではないことを違うと言い張っている涼太だが、目を輝かせている姿は犬にしか見えない気がする


『じゃあー…』

「はいっス!」

『…お出かけしようか』


帝光祭の買い出しとかならいいだろう。どうせやる内容も知っているし、買い出しいくよーとか言えば任せてくれるだろうし


「本当っスか!?」

『買い出しとかでもいい?』

「休みがいいっスけど…でも全然、構わないっス!」

『んじゃ決定だね』

「やったー!」


喜んでいる涼太を見ていると、視界の横に青峰が見える。そわそわした様子でこっちを見ていた

…えっと平均以上の点数取ったから、名前呼びにするんだっけ?と約束した内容を改めて確認し、口にする


『大輝』

「な、なななな何だよ!」

『…そんなに緊張しないでよ。デビュー戦のテツヤか』


そうして無事に今回も彼らからは赤点は出さずゴールデンウイークおよび合宿を迎えることができた




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