第36章 黄色の教育係
授業と授業の間の休み時間、教科書を忘れてしまったため借りに行こうと廊下を歩いているとき
ピンクの髪を揺らしながらながら何かを探しているさつきを見つけた
『あれ、さつき?』
「#NAME1#、黒子くんにユニフォーム届けに来たんだけど…見当たらなくて…」
『テツヤなら後ろ』
「はい」
「きゃあぁあ!?」
「どうかしましたか?」
テツヤの言葉に口を固く結ぶさつき
…いや考えていることは分かるよ、だけど失礼のことを考えるのはやめようぜ
「注文してたユニ届いたから持ってきたよ
はい!」
「!
ありがとうございます」
ついに念願のユニフォームをもらえたからか、目の前に掲げてキラキラオーラを出すテツヤ
そんなテツヤを見てさつきはちょっと困惑している
「あ、あと1つ連絡事項
今日から1人1軍に上がってくる子がいるんだけど…」
「あ、昼にその話し聞きました
ですよね#NAME1#さん」
『うん
確かに征十郎から聞いた』
「じゃ話し早いね!
その彼バスケ部に入ってまだ2週間ぐらいらしいの
だから君に彼の教育係についてほしいんだって
名前は黄瀬涼太」