• テキストサイズ

【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第25章 試験前の部活停止





『ちがう!だからそこはマイナスに変わるの!』

「意味わかんねー…
なんで無いもんに無いもんかけてプラスになんだよ」

『だー!もう、緑間チェンジ!』

「なっ!無理に決まっているのだよ!」

『いいから頼む』


怒り着かれたあたしははぁと溜め息を吐いて飲み物を飲み緑間と座っている位置を交代する

なんだか姿がお母さんに見えなくもない


『てことで、今度は涼太を絞り上げようか』

「オレもご褒美が欲しいっス!」

『涼太にはビーフジャーキーで良いよ』

「オレ犬じゃないっス」

『…じゃあチーズ?』

「だから違うって何度言えばいいんスか…」

『じゃあ何なら良いの?』


そう言うと考える素振りを見せる涼太

勉強しろよとツッコミしたいがそれはまた置いておき、答えが出るまで目の前にある課題をひたすら解いていくことにした

しばらくすると涼太が声を発する


「オレとデートして欲しいっス!」

『…涼太とデートなら2回くらいしてなかったっけ?』

「そりゃそうっスけど…」

『あ、合宿の時肝試しでもする?』

「なんでいきなり話変えるんスか!?」

「そんなことできるんですか?」

「黒子っちまで!」

『精神を鍛える。とでも言っとけば虹村先輩も乗ってくれそう』

「…横暴なのだよ」

『この程度で横暴に入るの!?』


そんなこと言ったら人のアイスを取ったりする青峰とかどうなるんだと考えながら、そう言ってる緑間も少しわがままではないか

それが奴の良いところだけども


『あーごめん脱線した。絞り上げるのに集中しようか』

「名前っち、お手柔らかにお願『無理』」


その日、教えられる側の青峰と涼太はよりしわしわになって帰っていった





/ 704ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp