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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第25章 試験前の部活停止





ピンポンとチャイムが鳴って、広い家の中をパタパタと走り玄関を目指す

恐らく来たのはあのカラフルな奴らだろうなと扉を開けるとやはり彼らだった。自然と口元に笑みがこぼれる


『いらっしゃい、迷わない…よね、征十郎が居るし』

「当たり前だろう」

「…名前ちゃんの家、でかくない?」

『うん。あたしもそう思うよ』


中へ招き入れると征十郎を除いたみんな驚愕しており、確かに気持ちは分かる

そしてみんながポカーンとした顔はなかなかレアなので笑ってしまった


『とりあえずあたしの部屋、征十郎案内しておいて』

「勝手に入っていいのかい?」

『今許可出してんでしょうに』


雪さんが用意していったお菓子やジュースなどをお盆に乗せて運ぶ

自室の扉を開けるといきなりあたしのベッドでくつろいでいる青峰と、それを怒っているさつきの姿が目に入った


『なんで青峰いきなりベッドにダイブしてんの』

「このベッドふかふかだな。あと苗字の匂いがす、ぐはっ!」

『反省しろ』


あたしのベッドでごろんごろんしていた青峰を蹴ってから、用意していたテーブルにお盆を置く

そこから無理矢理青峰を勉強させる状態にして座らせた


『勉強しよ。征十郎は学力的にとりあえず青峰の相手してよ。思いっきり絞っていいから』

「おいなんだよそれ!」

『ベッドでごろごろマジ許さん』

「ぐっ…」


そこから適当に緑間の相手を涼太に、その他は適当に教えあうことになった

ちなみに青峰の相手が征十郎と言うのは軽く嫌味も込めてある


『征十郎は青峰に無理と感じたらあたしにパスしていいよ』

「ああ、了解したよ」

『さて、準備は良いですか?』

「終わるまで出させないから、覚悟するんだよ」

「人事を尽くすまで帰らせないのだよ」

「え~、これオレもなんか言わなきゃダメー?あー…ヒネリつぶすよ」


教えられる側が青ざめる。青峰に関しては肌が黒いのに真っ青ってあるんだなと新たに学ぶこともあった


『さつきには優しくね。女子だから』

「それ言ったら名前ちんも女子だけど~?」

『教える側!』

「ふ~ん。とりあえず勉強しよー」


そんな紫原の片手は常にお菓子を持っており、見ているだけでお腹がいっぱいになるほどの食べっぷりだった







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