第34章 15番のユニフォームと風邪
『・・・青峰』
「な、ん、だ」
『軽い熱中症と風邪ですね、はい
さつき、青峰に水ぶっかけて良いよ』
「ダメだよ!
体育館に迷惑掛かっちゃう!」
『プールに突っ込んできな
紫原ぁー、青峰運んでくれなーい?』
仕方なく紫原を呼ぶと青峰は掠れた声で抵抗している
だけども無視だ無視
そんなあたしに対して紫原は重いからやだー。と言って却下された
『虹村先輩、青峰が風邪です』
「…おかしくね?
バカは風邪をひかない。って言わねーか?」
『こいつはアホ峰ですから
…バスケバカの勉強できませんけど』
「あとガングロクロスケねー」
『てことで、青峰は帰ろうか』
「嫌だ」
『…さつき、青峰に風邪が治るドリンク作って来てくれる?
できたら即効が嬉しいんだけど』
「「!?」」
「分かった!」
その日、青峰の風邪はすぐに治ったけれども別の意味で倒れて逝った(ドンマイ)