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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第25章 試験前の部活停止





部活が終わったのは夕方にもまだ時間がある時刻

今日の練習内容をメモしているさつきの元に紫原が近づく


「桃ちーん」

「ムッくん!その呼び方イヤだっていつも言ってるでしょ!」

「えーなんでー呼びやすいしかわいいし、よくね?」

「よくないよっ。それに苗字よりもニックネームの方が長いじゃない」

「えーそうだっけ?まあいいじゃんそんなこと」

「そんなことって…それで…ムッ君が私に何の用?」

「ああそうだった。赤ちんから桃ちんに伝言~」

「赤司君から?」

「桃ちんは今日黒ちんと下校して、てさー」

「え?」


その直後、さつきの大声が体育館内に響く

真っ赤な顔をするさつきに「じゃあ校門で待ってるようにねー」と紫原が去っていった


「名前ちゃんどうしよう!」

『…どうしようって、とりあえず着替えよっか?』


さつきと更衣室で着替え校門に行くと色とりどりの頭が待っている。その事実にさつきが拍子抜けしている


「赤司君に、桃井さんと一緒に帰れと言われたんですけど、どうしてなんでしょうか」

「赤ちんのことだから、なんか意味あるんじゃない?」

「意味つったら1つじゃないんスかね!青峰っち!名前っちもそう思うっしょ」

『…あれね』

「そんなの、どーでもいいからさぁ……さつき、ノートコピーさせろ」

「青峰っ!桃井のノートに頼るとか、ありえないのだよ!」

「……もしかして、みんな一緒に帰るの?」


その質問に、あたしと征十郎を除く4人がこくりと頷き、さつきはがっかりしたのか項垂れていた

ちなみに征十郎は澄ました顔で読書中だった。彼らしいと笑ってしまう






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