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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第33章 イエローとパープル






鏡の前でリボンをキュッと締めて、この制服を着るようになっておよそ1年が経過したんだなー。と考える

先ほどやるべきことはすべてやったため、忘れ物など特にないだろう


外を見ると桜がひらひらと何枚か散っていて、少し歯痒い気分にさせた




『、行ってきます』



朝から仕事で誰も居ない広い家に、ぽそりと呟く
それはそれで歯痒い気持ちになってしまうのだが




『はぁ…』



昨日黄瀬から来た、同じクラスになれると良いッスね!と言うメールから始まったメールのせいでかなりの寝不足だ

他のキャラのクラス別は知らんが、青峰と緑間は同じで黄瀬と紫原が同じクラスの筈だ

実際に言うと、自分のクラスが分からないと意味がないのだが


しばらく歩くと紫色の巨体と接触して、バトル…じゃなくて会話を始めた




「夏はプールの授業あるからねー」



『スクール水着嫌だなぁ』



「俺はサイズ探すの大変だから助かるー」



『外国の探せばあるでしょ』



「そうなんだけどー」



やっぱり探すの面倒じゃーん?と言う紫原の手には珍しくお菓子が何もなく、どこか不思議に思っているとその表情に気づいた紫原は説明をし始めた




「あのねー、入学式の日だからしっかりしろって先生から言われたからー」



『…いや普段は良いと言う方が変だと思うよ』



「んー、まあ良いじゃーん」



『…それは先生達に寄るんだけども』



まず髪が赤に黄色に緑に青に紫にピンクと灰色、さらに髪の色が茶色く変化していくあたしに何も言わないし

この間緑間がラッキーアイテムだからとDSを持ってきていたが何も言わず


とどめはスカート丈だ。
あたしは標準の膝丈だが、さつきとか他の女の子のスカートって何!?

短いのも人それぞれだけどさ、短すぎじゃね!?って感じだ

あ、でも髪の色の方が問題だな
染めてる決定になるし(地毛だが)


紫原と自分の髪を見て、はぁ…と溜め息を吐き、考えてることを忘れるように頭を横に振り足を学校へ進めるのだ













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