第25章 試験前の部活停止
体調管理チェックを始めるためにもコートを見ると、青峰がゴール裏からシュートを決めた
そんな彼の姿に涼太が目を輝かせる
「青峰っち!何スか、今の!なんであれでシュートが入るんスか!?」
「そりゃおめー…なんでだ?」
「自分でも分かってないんスか!?」
「理屈じゃねーんだよ、こういうのは。いいじゃねーか、入るんだから
つーかさぁ、基礎練もいはいけどよぉ、やっぱ最後はゲームしたいよな」
「オレもオレも!オレ、青峰っちと勝負したいっス!」
あーこいつら元気と言うか体力有り余ってんなと思い、2人の名前の横に体力余裕ありとメモしておく
そんな部活の楽しみにしている2人に緑間が現実を突きつける
「ゲームもいいが、おまえたちこそテスト勉強を頑張った方がいいのだよ
特に、青峰。おまえは今度こそ赤点ギリギリを脱しろ」
「いんだよ、あんなの。ノート見直せば、なんとかなるし」
「おまえの場合、そのノートが怪しいだろう!
授業中はひたすら寝ていて全くノートを取っていなかったをオレは見ているのだよ!」
「げっ、おまえなんでオレをそんな見てんだよ…ストーカー?」
「誰がだ!クラスでオレの前の席がおまえだっただけなのだよ!」
「あー……そうだっけ?……おまえ、オレと同じクラスなの?」
「クラスメイトの顔ぐらい覚えておくのだよ!」
「いーじゃん、別に。な、紫原」
名前を呼ばれたの紫原は冬眠明けの熊のようにのっそりとこちらを向き頷いた。実際見たことないがそんな感じである
「オレも、クラスメイトの顔覚えてないかも。でも名前ちんはしっかり覚えてるからねー」
「えぇ!?オレ、同じクラスなんスけど!」
『…ありがとう?』
その後すぐに虹村先輩に注意されてしまいそこからは練習にみな集中していた