第31章 デートをしましょう
「#NAME1#っち可愛いッス!」
『…ドウモデス』
「棒読み!?」
そりゃそうでしょう
涼太に会って服選んでもらったらまさかの買ってもらっちゃって
それだけなのに、これでもか!ってくらい疲れたし…
『デートって言っても、何するの?』
「そうッスね…
#NAME1#っちどこ行きたいッスか?」
『家』
「それ帰りたいってことッスか!?」
『うん
精神的に疲れた』
「ヒドッ!!」
『だってデートなんてしたことないし…』
「適当で良いんスよ?」
『じゃあ、カフェ行きたい』
よくわからないため、適当に思い付いた場所を口にする
その答えに涼太は満足したのか笑って答えた
「りょーかいッス!
俺がオススメする場所で良いッスか?」
『逆に助かるよ』
「ケーキが美味しいとこなんスよ」
『太らせる気か』
「1つだけなら大丈夫ッスよ!」
『その1つが命取りと…「ならないッスよ!」』
そう言って涼太はあたしの右手を取り手を繋いで、デートなんスからと言った
そう言って歩き出して、またもや目的地が分からないままあたしは涼太に合わせて足を前に進めるのだ