第30章 買い物と緑色と黄色
『りょ、涼太』
「何スかー?」
『着替え終わった』
「じゃあ見せて欲しいッス」
『…目に毒だからダメ
あたしも恥ずかしいし』
「じゃあ仕方ないッスね」
『ギャッ』
その瞬間、試着室の簡易カーテンをシャッと開けた涼太
あたしが完全に着替えてたから良いものの、完全じゃなかったらどうしてたんだよ!
とりあえずこんなピンクのふわふわな格好を見せたくないため、試着室の簡易カーテンで服を隠す
『み、見るな』
「隠しちゃダメッスよ」
『ひゃ』
今度はあたしの手首を掴み、そのことによりあたしは服を隠していたカーテンをパッと離してしまった
ととととと、とりあえずテンパるな!
いやもうテンパってる!
ああああ、もう!
「…#NAME1#っち」
『…?』
「それ買うんで、俺とデートして欲しいッス」
『そそそそ、それは悪いか「すいませーん、これ下さーい!」』
あああ、ホントにやめてよ
心臓に悪いじゃないか