第28章 虹色の救出
『あ…れ?』
しばらくして着いた病院は見たことがある気がする
というよりつい最近に見たばっかりだ
別に前世で見た訳ではないし、この世界に来てからつい最近話しを聞かされたのだ
「#NAME2#、行くぞ」
『あの、虹村先輩…』
「あ"?」
『もしかしてここの医者の名前って…
「あれ虹村くん、今日はこんな早く来て、どうしたの?」』
話の途中で遮られたよ!
て言うかこの人誰ですか、はい
ナース服着てるから…看護師だよね
「こんにちは
今日はちょっと用事があって早く来たんですよ」
「もしかして、隣に居る彼女の紹介?」
『!』「ぶふぉっ」
…また彼女って噂立てられたら面倒なのに
仕方ない、こうなったら#NAME4#さん使わせていただこうか
「同じ部活のマ
『初めまして、橙崎の娘の#NAME1#です』」
「とととと橙崎先生の娘!?」
『はい』
実はここは#NAME4#さんのお父さんが経営している病院らしく、この間#NAME5#さんの仕事と共に教えられたのだ
ちなみに#NAME4#さんはここの先生らしいため、もしかしたら会うかもしれない
て言うか隣りに居る虹村先輩びっくりし過ぎでしょうに
『そこで行き先が一緒だった先輩と来ただけで、残念ながら彼女ではないんです』
「あなたが例の、橙崎先生の娘…」
…例のってなんだ?
何か変な噂でも立ってんのか、ってくらいに深刻な顔してんなこの人
『とりあえず行きましょうか虹村先輩』
「え、ああ」
『それじゃ、失礼しますね』
サラッとよく分からない状態を回避して本来の目的の虹村先輩のお父さんの元へと向かう