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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第22章 黄色の入部





そんな考え事をしていると休憩に入ったのか何かが飛んで来る


「名前っちー!オレのシュート見ててくれてたっスか!?」

『ぐ、絞まってるからやめて』

「見ててくれたんスか?」

『あー見てた。見てたからハウス』

「オレは犬じゃないっス!」

『お手』

「やらないっスよ!?」

『だったら練習戻って』

「名前っち冷たいっス…」

『知るか』


1軍に上がってきて委縮していないのは日ごろのモデル活動のおかげなのだろうか

普通なら緊張でミスしたりするものなのだがと今までの昇格者のことを思い出していると練習が進んでいく


「よーし、今日はここまで」

「「っつかれしたー!!」」

「黄瀬君片付けなんですが用具室は…」

「うわっっいやちょっといいっスか、その前に、教育係違う人にしてほしいっス。チェンジ」

「え」

「言ったろいうこと聞けって」

「あいたっ」


青峰にボールを投げられた涼太が「自分よりショボイ人から教わるのムリだ」と騒ぎ、青峰がテツヤのすごさを説明しようとするがアホなのでまったくもって進展しない

ギャーギャー騒いでいる2人を見ながら緑間がどうにかしろという目で征十郎を見ている


「赤司…」

「困ったね」

「口で説明してもあの調子ではまず納得しないだろうね」

「教育係を変えるか?」

「いや…いい。何か手を考えよう」


本来この時、虹村先輩はコーチに征十郎を主将にしてくれとお願いしていていないはずだが、あたしの隣で彼らの様子を見て笑っている




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