• テキストサイズ

【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第26章 彼の欠席







ピピピピッと体温計が終わった音がしてそれを取り出した征十郎から体温計を受けとる


『征十郎』


「なんだい?」


『あたしの見間違いかな、39℃みたいに見えるんだけど』


「#NAME1#は目が良いだろう」


『今すぐ寝ようね』


上半身だけ起こしていた征十郎を寝る体制にし、布団を掛ける

なんで征十郎は平気な顔するかな
こんな高い熱なのに



『とりあえず風邪薬買ってきたから飲も
お昼ご飯食べた?』


「・・・まだだな
食欲が無いからね」


『じゃ、りんごのすりおろし作ってくるから待ってて
調理器具借りるからねー』


「ああ」


征十郎の部屋から出て、とりあえず調理場へと向かう

どこに何があるかは分からないが、キチンと整理されているため適当に探せばすぐに見つかった


そこでタオルを水で濡らしたり、りんごの皮を剥き、すりおろし器を使い、しゃりしゃりとりんごをすっていく



『…あ』


りんごが小さくになるにつれてすり辛くなったからか、あたしの指を少々切ってしまったみたいで、ほんのり血が出ている

別にりんごには付着していないため大丈夫そうだが



そしてあることが気になったため、目を集中させてあたしの指先を見る

しかしいつまで経っても何も反応を起こさないので、これでやっと分かったのだ





『自分には使えないの、か』













/ 704ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp