• テキストサイズ

【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第25章 ある日の練習風景







テツヤの本領発揮ができたあの試合から少し経ち、普通の練習を始めようとしている時のこと


「…え?
僕まだユニフォームもらえてなかったんですか?」


というテツヤの言葉から始まった
もちろんその瞬間みんなフリーズしたし、あたしも記録と途中で止まった



「あいたっ」


「そうかすまない
黒子には伝えてなかったね」


フリーズが解けた青峰は黒子にチョップをしたのだ

そんなテツヤに征十郎は少し呆れながらも話しを始めた



「この前の交流戦はあえて1年だけで戦うのが目的だったから着れたんだよ」


「テツって何気にいい性格してるよな…
オレらだって入ってそんなスグもらってねーよ」


「とは言え実力は見せることはできたし
結果コーチから何も言われなかった

とりあえず1軍として認められたとは思っていいよ」


青峰に叩かれた場所から煙(湯気?)が出ているテツヤは、その場所を押さえながら少し痛みによる涙目になっていた

そこから練習が始まって、スリーメンで紫原と緑間と組んでいるテツヤは



「…あ」


レイアップシュートをバッチリ外した



「だからと言って下手でもいいと言うわけではないが」


「黒ちん
マジメにやってるー?」


「お前のせいでスリーメンが終わらないのだよ…!!」


メキメキと音を発てながら、息を切らして黒子の頭を握る紫原に、同じく息を切らしている緑間


「ったく
しょーがねーなあいつは」


「オラもう1本ー!!
連続で決めねーと終わんねーぞ!!」


そんな感じで、テツヤの1軍加入により前よりも会話が増えた帝光バスケ部1軍の風景に、思わず笑顔がこぼれる


ずっと、この時で居られたらいいのにな












/ 704ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp