第23章 まずは1試合目
「……しかたがない
頼むぞ虹村」
「はい」
「#NAME2#は黒子の処置だ」
『はーい』
〈帝光選手交代です〉
『うお…出たぞ帝光主将 虹村修造』
『中学No.1の呼び声も高いPFだ…!!』
「…まー
細けー説教はアトだ
まずは、勝つぞ」
その言葉に俺らなんもしてないのに…と文句を言う紫原
その考えはあってるよ
さて、あたしは黒子の鼻血の処置を…って
『黒子なんで鼻血出てんのに上向いてんの!?』
「いや上を向いた方が良いと思って…」
『上向くと血が喉を通って器官に入る可能性があるからダメ
はいティッシュ詰めたら下向いて、そのまま静かに待機』
「…よく知ってますね」
『あー、まあダテに体調管理とかしてないから』
しばらくすると黒子は交代することになり、虹村先輩がこっちに戻ってきた
紫原にパスしようとした黒子だがミスしてしまい相手ボールになってしまった
「あのさ~
何今の…ふざけてんの?」
「ふざけてません」
「ヒネリつぶすよ?」
「ヒネリつぶさないでください」
「やめるのだよ紫原」
「落ち着いて
まわりをよく見るんだ」
その後、帝光中は81対50で勝ったのだが、テツヤのミスが目立つ試合であった