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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第23章 まずは1試合目




「灰崎は欠場
よってスタメンを変更する
スターティングメンバーは、赤司 青峰 緑間 紫原

そして灰崎の代わりに黒子以上だ
行ってこい」


「…!?…!?」


うん。テツヤ
気持ちは分かるけど落ち着こうぜ

お前の影の薄さならミスしてもバレないよ(おい)



『始まるぞ帝光の試合

対する南原もここ数年は全中出場を逃しているが予選は常に上位の強豪だ』


『それより…帝光4人しか整列してなくね?』


『…いや!
いるよもう1人…つかウッス!カゲ』


『え…あ!
え!?アレが!?帝光スタメン!?』


うん。観客とかの皆さんそう思うよね

今だってテツヤ、生まれたての子ジカみたいになってるし(実際見たことないから知らんが)

ミスディレクションならぬ携帯のバイブレーションの物真似になってるよ



『始まった!!
帝光ボールからスタートだ』


ピッという笛の音が鳴り始まった試合
ボールは征十郎へと渡りテツヤに話している



「落ち着いて黒子くん
まずはゆっくり…」


ボールがドリブルされる音にビタンッと音が交じり聞こえた
その音の方向を見るとテツヤが転んでいた

その姿にみんなフリーズどころか、白くなっている



「…すいません
足がもつれてしまって…大丈夫です」


「いや…全然大丈夫ではないね!?」


大丈夫と告げるテツヤの鼻からは鼻血が出ている

てか、征十郎が叫んだ!!
やばレアだよレア!

あとでビデオカメラ保存しなきゃ


「うおおおいテツ!」


「え…あ」


「レフェリーストップ!」


『はぁあー!?なんだアレ!?』


「ありえないんだけど!?
足ひっぱるどころかいきなりパンツぬがされたキブン!!」


「なんなのだアイツは…恥なのだよ」


「1秒で交代しちまったぞ」


「いや…これはさすがに…想定外だ」


うんうん。紫原、気持ちは分かるけど例え変えようぜ

それに征十郎、これが想定内だったら別の意味でびっくりだよね











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