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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第19章 お返しくれる?





『ありがとうございます…』

「多分他の奴らも用意してんじゃねえか?」

『あんまり期待してないですけど…』


小学生の時も渡すだけで終わった男子はいた。別に好きでも何でもなかったので「なんだ返してくれないのか」と思うくらいで終わった

まあ征十郎は返してくれるだろうけど、青峰は返してくれなそうだと勝手なイメージを持ちながらキャラメルを口に入れる

やはり有名なだけあって美味しいと、味わっていると彼がボールが入ったカゴをガラガラ引いてきた


「赤司は一緒じゃねえのか」

『…そんないつも一緒じゃないですよ』

「なんか一緒のイメージあるんだよな、お前ら」


それは良く言われるが一緒なのはお昼、部活中と帰りだけ、何の力が働いているのか隣の席になることが多いが移動教室をわざわざ一緒に移動するとかはしたことがない

青峰とさつきがセットにされてるようなものなのだろうと考えつつ、それには回答せずバッグにもらった箱を仕舞う


『無理に話さなくていいですよ。練習集中してもらって』

「まあたまには部活以外のことも話すいい機会だろ」

『…この間話した気もしますけど』

「結局部活に戻ってあんま話せなかったろ」


言う通りだがこの広い体育館に先輩と2人というのも大変気まずいものだ
だから無理に話さなくていいと言っているんだが、彼が話したいことがあるなら相手をしよう

しばらくなんてことないような会話をしていると会話が途切れる


「苗字もやるか、バスケ」

『…座ったままよりかはいいですかね』

「下貸すか?動きにくいだろ」

『持ってます』


スクールバッグからハーフパンツを取り出しそのまま履く
スカートって一回脱がずともズボンを履くことができるので便利だなと体育の時と同じ着替え方をする

別にたくし上げたところで黒パンを履いているので問題があるわけでないが気持ち的に嫌なので、途中まで上げた後スカートの上からそれを引っ張った





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