第22章 事故です事故
『※△○¥♪!!!』
ちょ、今の声どこからどうやって出たんだよ
ていうか征十郎、サラッと2回キスしたし!
はぁ!?
いや真面目に何なの今日
あたしの星座は特に良い日ではないし、悪い日でもないんだけど!
ひゃあああああ。と火照って赤く染まっているであろう両頬を隠すように触れる
うん。やっぱり熱い
自分自身の手がとても冷たく感じるし、体温が上昇しているのが分かる
『せ、征十郎と…』
自然と視線を征十郎の方に向けて、後ろ姿を見る
相も変わらずあの赤髪は夜には目立っていて、どこにいるか一目瞭然だ
とりあえずいつまでもここで変な動きをするわけにいかないので家へと足を動かす
『た、ただいまです』
その日の夜は、当たり前のようになかなか寝ることができなかった