• テキストサイズ

【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第21章 ようこそ帝光バスケ部1軍へ






「……ミスディレクション

手品などで使われる人の視線を誘導する技術です」


「…手品ぁ!?」


「右手で派手な動きをして注意をひきつけ
左手で次のタネをしこむ
ああいうやつです」


征十郎の話していく言葉に耳を傾けるコーチに虹村先輩

もちろん耳を傾けるだけであり、視線はがっつりテツヤを見ている



「別にこの技術は手品限定のものではありません
人の眼には様々な習性があります

視界に速く動くものと遅く動くものがあれば速い方を追ってしまう
目の前の人がふとよそ見をしたらおなじ方を見てしまうなど
そうした習性を利用し視線を操る技術の総称がミスディレクション

彼はこれをバスケットに応用している
たとえばカットを切る直前、目線やしぐさでマークマンの目をボールや他の選手に誘導する

結果 元の存在感の薄さとあいまって
彼はコート上からあたかも幻のように姿を消す」


「ふ…ん…
…で
こうなることは全部わかってたんかお前?」


「少し違いますね
方向性は予想通りでしたが、まさか視線誘導を取り入れてくるとは思わなかった

これは#NAME1#の差し金かい?」


『え』


ここでまさかの原作でない台詞来ます?
どちらにせよあたしがテツヤにミスディレクション見せただけなんだけど



『あたしはミスディレクションを見せただけで、あのバスケを見つけたのはテツヤだよ』


「それでも、期待以上だよ」


・・・は?
今"期待以上だよ"って言ったよね
本来なら虹村先輩に言うシーンなのに、もうこれは、主要キャラ化しているんでしょうか
















/ 704ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp