第19章 冬ですね
#NAME1#side
「おっ雪じゃん!」
『この時期に降るのは珍しいね
でも、こんな程度じゃ積もらないかな』
「へっくしゅ!
うっあ、さみー」
『ん、確かに寒いかも』
1番温度が高くなる筈の時間帯に雪が降ると言うのはよほど寒いんだろう
マジバから出て数分なのに、もう手が赤くなって来ている
『うっわ、真面目に寒い
高尾、マフラー買い行こうよ』
「そうだな!
俺もマフラー買おっと!」
少し歩き辿り着いた所は高尾の妹こと、お嬢ちゃんに会ったショッピングモールだ
「お、あったぜ」
『ほんとだ
かなりの色があるんだね』
「これプレゼントにしたらいいんじゃね!?
これから寒くなってくるし、ナイスじゃん!」
『良いかも…
マフラーはまだあげたことないし』
征十郎と言うと赤だが、さすがに髪も赤のためマフラーまで赤にするわけにはいかない(恐らく目立ってしまうだろう)
帝光と洛山のユニフォームが白ということを思いだし、白のマフラーを手に取る
征十郎だから、白でも汚してしまうことはないだろう
『自分のどうしよっかな』
「#NAME1#ちゃんは目がさっきオレンジ色だっからオレンジが良いと思うぜ!」
『え、オレンジは高尾でしょ』
「じゃペアにしちゃう!?
あ、でも俺は濃いオレンジな?」
『え、良いけど?』
「マジで!?
じゃあそうしようぜ!」
そう言って、レジへと薄いオレンジと濃いオレンジのマフラーを2つ持っていく高尾
あたしは白のマフラーを持ってその後ろを追いかけた