第19章 冬ですね
桃井side
「青峰くん見える!?」
「あー、#NAME2#の姿は見えっけど
相手の顔は見えねーな
でも黒髪だぜ」
「ミドリンは!?」
「知らないのだよ!」
「じゃあラスト、ムッくん!」
「んー…待って、お菓子…」
「店でお菓子を食べてはいけないのだよ」
#NAME1#ちゃんってなんで赤司くんのこと話さなかったのかと思ったら、別に彼氏が居たからだったんだね!
でもさすがに彼氏さんの顔までは見えないし、あまり近くに行ってバレたら嫌だし…
「どうしてこんな事になってんのー?
俺は元々ここに居ただけなんだけどー
ミドチンはー?」
「俺は桃井にたまたま合って連れ回されたのだよ
青峰と桃井はどうして会ったのだよ」
「俺がバッシュ買いてぇから部活が休みの今日誘ったんだよ
それで「#NAME1#のデートシーン見つけて、追い掛けてたらミドリンと会ったの!」」
「じゃ、そこでマジバに居た俺と会ったんだー」
ムッくんの言葉にうん。と肯定として返す
再び#NAME1#ちゃんの居た方向へと顔を向けると、その姿は跡かたなく消えていた
「に、逃げられた!」
「「「!?」」」