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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第16章 チョコばらまく日





「そういやマフラーの相手ってどうだったの?喜んでた?」

『ああ、うん。今日も着けてたよ』

「へー!良かったな!」

『うん。高いのじゃないけど使ってもらえて良かった』

「何言ってんだ大事なのは気持ちだろー?」

『…うん、そうだね』


彼の言う通りだと笑いながら彼と雑談を交わしながら歩く

久々に会ったせいか話題が尽きなくて、気がつけば家の前にたどり着いていた


『ごめんね和成、ありがとう』

「いいって!名前ちゃんと話せて楽しかったわ」

『オウ…アリガトヨ』

「ははっ照れてる?」


彼もタイプは違うが征十郎のようにサラッと恥ずかしいことを言ってくる

なんだかなと頬を人差し指でかきながら「そんなことない」と否定はしておいた


「じゃあまたメールするわ」

『うん。返せるとき返すね』

「おう!じゃあな!」

『気を付けてね』


勢いよく手を振る和成に手を振り返す。いつもの彼を見送る時のように、後ろ姿が見えなくなったところで家に入る

和成が家に着いた頃、彼からも妹からもメールが届き大変微笑ましく、いつもより穏やかな気分で眠りにつくことが出来た






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