第19章 冬ですね
『えっ…と』
「うーっす!#NAME1#ちゃん!
こっちこっちー!」
『あ、居た』
呼ばれた方に顔を向けるとそこには今日約束してる相手、赤いカチューシャを身に付けている高尾が居た
なぜかと言うと、もうすぐ征十郎の誕生日だが男の子に何をあげれば良いのか分からない
と高尾とのメールの時に言ったら、手伝ってくれると言ってくれたからだ
「おはよ#NAME1#ちゃん」
『おはよ高尾
今日はありがとね』
「良いってことよ!
ほら、この間妹も助けてもらったしー?」
『・・・あれ実はさ?』
実は助けたのではなく、助けてもらったのだと高尾にあったを説明する
転んだと言ったところでまず爆笑し
その次に絆創膏を貰ったところでまた爆笑された
その後、お礼すると言ったら頼まれたのが例の事だ。と説明すると再び爆笑されて、すべて話し終えるときに高尾はお腹を痛がっていた
「ちょっ、#NAME1#ちゃんマジおもしれー」
『それ軽く貶してない?
ていうか貶してるよ』
「気のせい気のせい!」
『はぁ…とりあえず、行こっか』
適当に歩き出し、そこら辺のお店を見る
征十郎の欲しいものなんてあるのかな
なんか何でも手に入ってそうなイメージがあるんだけども
「#NAME1#ちゃん
そのお相手っつーのは何が好きなの?」
『…湯豆腐?』
「それ食べ物だよね」
『将棋、囲碁、チェスとか?』
「他には?」
『バスケ』
「・・・なんか年寄りみてー」
『それ言ったら殺されちゃうよ』
確かに将棋、囲碁、チェスと湯豆腐が好きってところで大人びていると分かる部分はある
でも年寄りみたいって言ったら、間違いなくオヤコロだろう