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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第16章 チョコばらまく日





まあ今度これを理由に悪さしてたらシメても問題ないだろうと考えていながら、奪われてしまったテツヤに紙袋からまた取り出し彼の手に置いた


『テツヤ、はい』

「すみません。ぼーっとしてました
もう1個もらっても大丈夫ですか?足りますか?」

『まあ多めに持って来てるから、平気だと思う』

「…赤司君にはあげないんですか?」

『もうあげたよ。大丈夫』

「赤司に渡したのにオレにはくれねえのか」

『…たくさんもらったんじゃないですか?』

「こんなに毎日面倒見てやってるのになあ」


いつの間にかテツヤの後ろに虹村先輩がそんなことをいうので、こんなのパワハラじゃないかと思いながら虹村先輩に手渡す。なんと彼の後ろに先輩が何人か並んでいた

虹村先輩だけ渡すのもまた何か言われそうだと引き続き紙袋からマドレーヌを取り出し渡していく

配給する人ってこんな気持ちなんだろうかと今はない給食当番を思い出しながら渡していくとマドレーヌは残り1つになってしまっている


「よく人数分あったね」

『…多めに作っておいたからね』


とは言え帰りに和成と妹ちゃんにあげようと思っていた分が1袋足りなくなってしまった

今更返せとも言えないので、帰りそのまま落ち合うつもりだったが1度帰るかと予定を変更することにする


『ごめん征十郎、今日先帰る』

「…ああ、気を付けて」


これ以上面倒なことに巻き込まれる前にとっとと帰ろうと体育館を飛び出し更衣室へと急ぐ

そこから急いで家まで帰り形が良くないからと弾かれたマドレーヌを急いでいくつかラッピングし、待ち合わせ場所に走った






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