第18章 将棋をしましょう
「・・・#NAME2#」
『どうした青峰?』
「これ意味分かんねぇんだけど」
『じゃ見るなよ』
あ、王将の周りがら空きになってる
一応銀将を移動させるか
「…それは計算外だな」
『今まで計算内だったの!?』
「さあね」
征十郎の考えててることが怖すぎてどうしよう
と、とりあえず歩兵を前へ動かそう
パチンッと駒をまた動かすと、ふわりとした風のせいで髪が靡く
「#NAME1#の髪って日に当たるとハニーブラウンみたいだね!」
「本当だーおいしそー
あ、#NAME1#ちんまいう棒食べるー?」
『食べる』
「じゃ口開けてー」
『あたしそんなムグッ!』
・・・あたしそんな子供じゃないってくらい言わせてよ
それより何で食べさせられなきゃいけないんだ
て言うよりその前!
日に当たるとハニーブラウン!?
宮地さんかよ、轢くぞって!?
「あれ、#NAME1#の髪は随分と茶色くなったんだね
昔は漆黒だったのに、染めたのかい?」
『染めた。ならどれだけ良いか』