第18章 将棋をしましょう
「そいえば、黒子くんはどうだい?」
『テツヤ?うん。見つけたみたいだね
征十郎が予想している方向だと思うよ』
「やはりな」
『でも、少し予想外なものも取り入れてるみたいだね』
「…へぇ」
『征十郎って未来を見透かせそうだよね』
「まさか
さすがに俺でもそこまでできないよ」
『怖いわ』
実際あたしも原作読んで分かっているから未来を分かってるに等しいけど
征十郎のは別だよね
考えているとドアが開く音がして、そっちの方向を向くと緑髪のメガネのおは朝信者
いや、緑間が立っていた
「赤司」
「緑間か」
『・・・なんか緑間に会うの久々な気がする』
「昨日会ったばかりなのだよ」
『そうなんだけどさ』
緑間と訳の分からない会話をし、その視線が右足首を見たときに征十郎が緑間に問い掛けた
「で、何のようだい?」
「練習ができそうか、手首が大丈夫か見に来たのだよ」
「…お前にもバレていたのか」
「当たり前なのだよ」
『練習はやめときなよ
悪化して何かあったら困るし』
「練習しないわけにはいかないだろう」
「でもしたら悪化するのだよ」
『じゃ、あたしと将棋しようか
征十郎に教わって大分出来るように覚えたし、ね?』