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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第18章 将棋をしましょう





『ほら手首冷やすよ』

「よく怪我していると分かったね」

『なんとなく』

・・・あ、そう言えばあたしも足首捻っちゃったんだっけ
歩くくらいはいけるけど、一応湿布貼っとこうかな


ペタリと征十郎の左手首に湿布を貼り、上から粘着テープを巻く

それが済んだらあたしは捻ってしまった右足首の靴下を脱ごうとする


「#NAME1#も足首を何かしたのかい?」

『荷物が重かったからね
それでバランス崩して転んだんだよ』


さすがにテツヤを巻き込んだとは言えないな
めんどくさい展開になりそうだし



「見せてみなよ」

『へ、うわっ!』


あたしの右足首を掴み、椅子に乗せる征十郎
その手は靴下越しでも感じる程にとても冷たく、ひんやりとしていた


「失礼するよ」

『ちょ、ギブギブ!』


そう言ってあたしの靴下を脱がし始めている

ちょ、心臓がめっちゃバクバク言ってるんだけども!
殺す気かおい!



「ふむ、少し腫れているようだ
昔からドジなところは変わらないようだね」

『…ドジですみませんね』

あたしのことを少し貶しながらも足首に湿布を貼り、粘着テープを巻いていく

ほんと、変なところで優しいんだよな








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