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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第15章 交流戦






征十郎からテツヤに回ったパスを紫原に回そうとしたタイミングが合わずコートの外に出て相手ボールになってしまう


「あのさ~何今の…ふざけてんの?」

「ふざけてません」

「ヒネリつぶすよ?」

「ヒネリつぶさないでください」

「やめるのだよ紫原」


成功させなきゃ足引っ張るだけだぜ…と考えているであろう青峰に対し、征十郎は「落ち着いて、まわりをよく見るんだ」と助言をする

最終的に帝光中は81対50で勝ったのだが、テツヤのミスが目立つ試合であった

そんな試合の記録をまとめて、ドリンクが少ないのを先にまとめる

帯同マネージャーはどうして1人だけなんだろう、さつきと一緒に来たかったと考えていると、後ろから声をかけられた


「名前」

『征十郎?今手が離せないからさ、話だけ聴くよ』

「お昼一緒に食べないかい?」

『待って、あと午後のユニフォーム用意しちゃう』

「熱心だね」


持ってきた大量の荷物からユニフォームを取り出し、使う分を取り出す


『えっと…征十郎が9で青峰が10、緑間が11で紫原が12。午後から来るはずの灰崎が13でテツヤが16っと』

「灰崎来るのかい?」

『さっき虹村先輩が2軍から連絡受けて近くのゲーセンで遊んでるらしいからって、お昼食べてから探しに行くって』

「そうか」

『よーし仕事終わった!ご飯食べよー!』

「じゃあ行こうか」

『はいお弁当!作ってきたよ』

「ありがとう名前」

『お口に合うことを願いますよへっくしゅ!』

「その格好では寒いんじゃないのかい?」

『体育館の中が熱気で暖かいからねー温度差が…はぁ…』


そう呟くと着ていたジャージを急に脱ぎだし、肩に掛けられる

彼が着ていたばかりのせいか、温かさを感じるがそれにより彼の格好はTシャツ1枚になってしまう


『ちょと征十郎、ありがたいけど風邪ひくよ!?』

「予備があるから持ってくるよ。待っていてくれ」


そう言って立ち去る征十郎の姿がかっこよく見えたのは気のせいだと感じながら、自分が作ったお弁当を持つ

小学生の時もこうして差し入れをつくったこともあったななんて思い出に浸っていると彼が戻ってきたので、向かうと1年生みんなでご飯を食べていた






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