第16章 お嬢ちゃん
最終的に考えた先に辿り着いたのは雑貨屋
そこならピンとかゴムとか色々売ってるし、他にも色々と売っていると言うあたしの提案から来たのだ
『さて、どれにしようか』
「…」
お嬢ちゃんはどうやら値段を気にしている様子だが、全体的にあまり高くないため安堵の溜め息を吐いた
『男の子にあげるなら可愛いのは駄目だよね』
「でも、可愛いの似合うよ」
『本人が着けてたの?』
「うん」
可愛い物が似合って、前に着けてくれていても、普段から使ってもらうなら可愛いのはダメだよなぁ
『うーん…』
やっぱり異性への買い物は難しいな
同性ならこれなら!と思うけど異性の気持ちを考えると…
『前髪に着けるもの…』
「あ」
お嬢ちゃんが何かに気づいたらしく声をあげた