第15章 水色の手伝いを
『虹村先輩』
「なんだ」
『嘘ですよね』
「本当だ」
『あり得ないです』
「俺からの愛のこもったプレゼントだ」
『こんな愛のこもったプレゼントは入りません!』
あたしの手元にあるのは虹村先輩の愛がこもったプレゼント
ならぬ、買い出しのメモだ
かなりの人数が居るせいで日々かなりの量が消費されるらしく、買い出しの量が半端ない
「大丈夫だ
行きは上りが多いが帰りは下りが多いからな」
『それあたしに死ねって言ってるんですか?』
「お前を殺したら俺が赤司に殺されるわ」
と言うより、あたしはこの世界で死ねるのだろうか
元の世界に戻るか、生き返るか…もしくはここが現場と…
うわ、気分がブルーなるわ
「とりあえず明日学校は休みだが部活はある
その時に家から直行で行ってからこっち来い」
『…あーい』
「私服で行ってそのまま学校来るなよ」
『…あーい』
そうか、私服で行ってそのまま学校に来ちゃいけないのか
じゃあ制服で行かなきゃダメじゃん