第15章 水色の手伝いを
『…!青峰!』
「あ?」
『ちょっと待ってて!』
青峰に言い捨てて水道場へと足を急ぐ
タオルを水に濡らし(さっき青峰が使ってたのを借りた)
そしてまた第4体育館へと戻る
先ほど濡らした青峰のタオルをその持ち主(青峰)へと投げつける
「…いてぇよ」
『青峰、軽く熱中症になってる』
「熱中症、ですか?」
『いくら冬に向かってるとはいえ、いつの時期も水分摂取しないのは危ない』
テツヤのことをチラ見しながら言葉を述べていく
だってこの間というか、この前に倒れていたテツヤのこと助けたし
「お前良く分かったな
さすがはマネージャーか」
『いや、なんとなく分かった』
「…なんとなく、ですか?」
『うん』
でも、真面目になんで分かったんだろうか
青峰の様子はいつも通りの至って普通
バスケ馬鹿でガングロで、特になにも変化はない(別に貶している訳ではない)
先ほどのことを言われてか、青峰はスポーツドリンクを摂取している
うん。良い心掛けだね
「よっしテツ!
#NAME2#のことはほっておいて続きやろうぜ!」
『おい青峰』
・・・考え過ぎ、なのかなぁ