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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第14章 昇格試験





1軍の真田コーチに主将の虹村先輩、副主将の征十郎が体育館脇にいるこの状況に2軍と3軍はざわつく

そして何故か連れて来られるあたし。確かに見たいと思っていたけども選ばれてしまったことには頭を悩ませてしまう


「今日が2軍3軍の合同練習日でよかった。混乱をさけるため部員達に詳しい事情は伏せてある。そうだね名前」

『え、ああ、うん。練習内容の変更しか手配してません』

「確認しようテスト形式は2軍対キミのいる3軍の5対5ミニゲーム。ここで実力を見せてもらう」


征十郎の言葉に耳を傾けながらテツヤはリストバンドを着ける


「まず勝つこと。その上でコーチと主将を納得させるだけのプレイを見せること、それが合格条件だ
なお、このテストは例外中の例外だ。チャンスは一度きり、次はない」


大丈夫。彼は1軍に上がれると知っている。知っているのに、なんだかドキドキしてしまう


「じゃあ、健闘をいのるよ」

『頑張ってねテツヤ、怪我しないでね』


ピーッと言う笛の音と共に試合が始まり、テツヤはミスディレクションで自分のマークを振り切る

フリーになった彼に飛んで行ったボールを、パッと音を発ててパスを方向転換させていく


『わ』


その姿を見てコーチと虹村先輩は目を見開きビックリしているようだが、征十郎は予想外なのか予想通りなのか分からないが笑って見ていた

2軍の選手にとっては予想外のボールの動き、追い付けないまま3軍の選手がシュートを決める





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