第13章 ダンスとリレー
あの後最終的には征十郎に運ばれて保健室に来て寝てしまった
「#NAME1#」
『むあ、征十郎…』
「俺達の組、赤組は優勝したよ」
『うん。さすがは征十郎だね』
「俺だけの結果じゃないよ」
征十郎の負けたことがないっていうのは、体育祭や運動会の組にも通用するらしい
小学生のときの運動会もすべて勝ち、つまり全勝したと言うことだ(いやそれ征十郎最強過ぎだろう)
「#NAME1#、大丈夫かい?」
『いや、めっちゃピンピンしてるんですけども』
「…確かに大丈夫そうだね
ならば帰ろうか」
『え、あ、征十郎、仕事は?』
征十郎は学級委員と、体育祭実行委員のため終わった後は片付けがある筈だ
それなら、普通はここにいる筈もない…
「#NAME1#が寝ている間に終わってしまったよ」
『…付き添っててくれたの?』
「先生達が忙しそうだったからね
それもあったんだが、これが外れなくてね」
そう言って右手を上げる征十郎、その手は何かに握られている
それを辿れば…
『あ、あたしが?』
「人肌に触れているとよく眠れるらしいが、本当みたいだね」
・・・もう良いや
寝顔なんて何回も見られてるし(いや色々あってね)
『またか…
今日は征十郎に助けられてばかりでしたね
ありがとー』
「・・・#NAME1#くらいどってことないさ
ほら、迎えの車が待っている。行こう」
『はーい』
そう言ってあたしと征十郎は、どちらからとも無く手を繋いで赤司家の車な所まで向かった
その後は送ってもらい#NAME4#さん達の家へと帰ったのだ