第13章 ダンスとリレー
「#NAME1#っち!」
次はお前か、わんこ
『じゃあねテツヤ
また、いつでも話そうか』
「はい。楽しみに待ってます」
「#NAME1#っちぃぃぃぃぃ!!
ひどいッス!浮気ッスか?」
『いやあたしいつから涼太と付き合ってることになってんの』
「ひどいッス!忘れたんスか!?」
『いや忘れたも何も知らないよ』
いや真面目になんの話しだよ
いつからあたしが涼太と付き合っていて、浮気していることになっているんだよ
て言うかそしたらあたし完全にキセリョファンから殺されちゃうよ
「じょーだん、ッスよ
それにしても#NAME1#っち、ダンス上手いッスね!」
『涼太もね』
「俺、人のしてることコピーするのが得意なんス
だから上手い人のコピーしてるんスよ!」
『ほぉ』
実際見ると、かなりすごいな
キレもついてるしリズムも良いし
『勉強面で使えば「無理ッス」』
シャララッと星が出そうな笑顔で答えた涼太
いや、無理って即答したらだめでしょ
『あ、そうだ
借り物競争のお題、なんだったの?』
「あー…言ってなかったッスね」
その時涼太はあたしの耳に口を近付けて、色っぽい声で言った
"最近一緒に寝た子ッス
あえて、これを選んだんスよ?"
そう言って交代の時間が来てしまい、涼太は次の子の場所へと移動していった