第13章 ダンスとリレー
「あれ、どうだったか忘れちまった」
『やめてよ青峰、前の緑間でも見てな
かなりダンス上手いよあの人』
「あー、こうか
たく意味わかんねぇ」
『あーはいはい、じゃあね青峰
緑間観察して頑張りなよ』
そう言って次にやって来てペアとなったのは、バスケ部3軍の島田くん
接点はあまりないが名前は知っている
しかし、この状態が困るのだ
人と話すのは得意でも苦手と言う訳ではないが、ほぼ初対面の人と話すのは苦手なのだ
「こ、こんにちは#NAME2#さん」
『ええ、あ、島田くん
あたしの名前知ってたんだ』
「あ、や
ちょっと興味あって…それより、#NAME2#さんが僕の名前知ってた方がビックリしたよ」
『あーまあ、バスケ部のマネだし』
本当は原作のモブキャラだから、ちょっと覚えただけなのだけど
「そっか、ありがとう#NAME2#さん
また良かったら話して下さい、また」
『良いよー、じゃまたね』
そうしてまるで合コンのノリのように進んでいくフォークダンス(実際合コン出たことないから知らないが)
そこからさらに進んでいき、中間辺りに来たのは巨人
「あれ、#NAME1#ちん
真反対に居たのにもうこんなとこに来たんだ~」
『紫原…改めて見ると背の高いね』
「ん~?
190くらいじゃなーい?」
高1で208の筈だから…あとおよそ18cmくらい伸びるなんて…実際見たらどれくらいなのか気になるじゃないか(フェスとかフェアとかに行けばタペストリーが居たりするが)
『うわっ』
そんな風に考え事をしていたせいか、足がもつれて後ろへと倒れ始めているのだ
・・・この感じ、トリップするときに落ちていた時と同じ感覚だ
え、まさかこのタイミングで?
#NAME4#さんや、征十郎とかとまだ話したいのに
気のせいか、周りの景色がスローで動いているように見えた