第13章 ダンスとリレー
「あ、そいえば聞いてくれ#NAME1#」
『征十郎から話し出すなんて珍しいね』
「リレーの選手に、なっていたらしいんだ」
無視か無視なのか!?
て言うか…
『リレーの選手!?
なんで!?征十郎違かったでしょ!?』
「いや…担当者が決めたのだが、補欠と出場者を間違えてしまったらしくてね」
征十郎が…リレー!?
見たい、見た過ぎるけど…
『それはつまり、あたしは征十郎にバトンを渡すか渡されるってことですか…』
リレーの選手は各組、1学年から男女2名
つまりあたし達赤組からは、男子は征十郎に涼太、女子はあたしに陸上部の子
(名前分からん。それよりなんで陸上部じゃないのにあたしが選ばれたんだ)
「先程聞いたんだけど、どうやら俺は1年生の中で走るのは最後らしいんだ」
その中で走る順番は1年から2年、2年から3年
つまり征十郎が言っているのは、順番的に征十郎は2年生にバトンを渡すと言うことだ
『…あたし1年の部で3番目に走るから、やっぱり征十郎に渡すみたいだね。バトン』
・・・あれ、てことはあたしは涼太からバトンを貰うのか?
涼太リレーに出るって言ってたし、同じ組だし
「無理はするな
#NAME1#、分かったかい?」
『…何m走るんだっけ?』
「200mだ」
・・・む、紫原のおよそ100倍つまり100人分
『え、普通に平気だと思うけど』
「…本当に無理するな、良いね」
・・・無理をするなって言われても、別にそんな無理をすることがないんだならしようがないじゃないか
普通に、走るだけなのに