第12章 体育祭と黄色
あれから走りに走って行った結果、2位でゴールイン!
《はい、モデルの黄瀬くん!
お題はなんですか?》
「これッス
内緒ッスからね?」
《これは…内緒の方が良いですね》
『黄瀬くん!その女誰!?
『お題はー!?』
うお、嫉妬の嵐だ。女子怖
そこにやってきたのは次の走者だったあの方
「待て#NAME2#!」
『あ、虹村先輩
同じ赤組でしたね、お疲れ様です』
「お題、こいつで良い」
《はい、バスケ部の部長虹村くん!
お題は…好きな異性!?》
その言葉が言われた瞬間にあたしは虹村先輩を睨んだ
それに気づいた(らしき)虹村先輩は説明をし始めた
「同じバスケ部のマネージャーで、仕事をしっかりしているので
マネージャーとして!好きです」
・・・やけにマネージャーを強調したな
そのせいか、冷やかしていた周りはみんな静かになった
《とりあえず1位です!
お、おめでとうございます!》
『(…どうしよう)』
今、借り物競争により起きたのはあたしへの妬みの視線(涼太が7割、虹村先輩が3割)
つまり、目の敵にされたのだ