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ー 甘美な甘さと熱の疼き ー 《リヴァイ》

第7章 こっち見て…?【現パロ・教師×生徒】


え…
それってどういう意味…?

ドキドキしながら顔上げれば、今まで見た事の無い優しい表情をした先生が居て…

胸が一気に弾み始める。


「っ、先生…それって…」


……特別って…思ってもいいですか?


そう口にしようとしてグッと唇を噛む。
何自惚れてるんだろう、私…。

きっと生徒として言ってるだけ…気にかけてるだけなんだから…。

自分に必死に言い聞かせていると、いきなり先生が私の顎を人差し指と親指でクイッと上に上げられ強制的に視線が絡み合う。


な…何…?
パニックに軽くなっていると先生の親指が唇をなぞる。


「噛むな。噛むくれぇなら言え。」

「…え…」

「さっき何か言いかけただろ。聞きたいことがあるならはっきり言えばいい。余計な事は考えるんじゃねぇ。」


強く心を見透かすような目に私はゴクリと唾を飲み込み…
小さく震える唇で言いかけた言葉を紡いだ。


「…っ…さっきの先生の言葉…私は…先生にとって…特別ってことなのかなって…聞きたくて…、」


こんなの本当は自惚れみたいで言いたくなんかないけど…
先生のあの力強い目で見られたら…黙ってることなんて出来ない。

すると先生は小さく息を吐き私を真っ直ぐ見つめたまま言う。


「…お前の言う通り俺の中でてめぇは特別だ。」

「っ…!?それは…生徒として…?」

「違う。生徒としてじゃなく一人の女として俺はお前の事を見ている。」
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