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ー 甘美な甘さと熱の疼き ー 《リヴァイ》

第7章 こっち見て…?【現パロ・教師×生徒】


「あっ…すみませんっ…!私、何言って…」


バッと先生から離れ苦笑いを浮かべながら先生に伝える。

絶対変な風に思ったよね…?

心臓が嫌な音をたてる。

どうしてあんなこと言ってしまったんだろう…。
言わなければ…先生とまた通常通りに接しられたというのに…。

じわりと目の前が涙で歪む。
お願いっ…嫌わないでっ…

グッと拳を握り締めていると、先生が私の右手を掴んできた。


え……?


「せんせっ…」

「そんなに握り締めるな。傷が出来ちまう。」

「あ…っ…すみません…」


力を緩めると先生は手を離すことなく掴んだまま、私の前に膝をついて目線を合わせながら言う。


「…なら今日は授業サボるか。」

「…へ?」


あまりの予想以上の提案に私は涙目のまま目を丸くして先生を見つめる。


「…い…いんですか?」

「…良いも何も泣き出しそうなお前を授業へ送り出すほど俺は鬼畜じゃねぇよ。」


そう言って先生はグッと私の手を引きそのまま…身を委ねれば行き着く先は…先生の腕の中だった。


「っ…!?」

「…全くお前はあれ程溜め込むなと忠告しただろうが。」


低く呆れたような声色が頭上から落ちてきて、目をパチクリしながら今の状況に頭が追いつかず…言葉が出てこない。


「っ〜…!」

「泣くぐれぇ辛かったのなら早めに頼って来い。それにここだけの話だがてめぇに頼られるなら大歓迎だ。」
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