第7章 こっち見て…?【現パロ・教師×生徒】
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暫くして先生に指示を仰ぎながらダンボールに入っていた書類や本類を整頓していく。
そして…最後の書類が残りファイルへと入れた。
「…よしっ。先生!最後の書類入れました!」
「そうか。ありがとうな。」
本棚に本を入れていた先生は私の方へ振り返りお礼を言う。
それに対して私はにっこりと微笑んで応える。
「いえ!先生はもう終わりましたか?」
「ああ。あとこの一冊をしまえば終わりだ。」
そう言って先生は残りの本を本棚にしまった。
あぁ、もうこの二人っきりの時間が終わるんだ。
寂しくて胸の辺りがキュゥっと締め付けられる。
「手伝ってくれて助かった。」
「っ…いえいえ!先生のお手伝いが出来て嬉しかったです。」
照れ臭くて目線を逸らしながら言うと、先生はクスリと笑って私に近付き頭を軽く撫でられる。
「お前のおかげで早く終わった。ありがとうな、。」
優しい手の平の感触にドキドキしながら俯く。
そんな嬉しそうな声色…初めて聞いた。
本当に…心臓に悪いなぁ。。