第7章 こっち見て…？【現パロ･教師×生徒】

「あ…大丈夫ですっ…！今は先生と…居たいから…」


そう伝えれば、先生は口元を緩めて…


「ｸｽ…そうか。だが面白い話とかは出来ねぇぞ。」

「！…構いません！側に居れたら良いですもん。」


笑いながら言って先生の隣に立ち、ダンボールの中身を見る。

先生は私の言葉に小さく笑いながらダンボールから書類を取り出す。


「わかった。ならこの書類を揃えてそこに置いてあるファイルに入れてくれるか？」

「…はいっ！」


先生から書類を受け取り言われた通りにきっちりと揃えてファイルに入れていく。

先生はその様子を見ながら微笑みダンボールから分厚い本を何冊か手に取り戸棚へと入れ始めた。

静かな教室に二人の作業する音だけが響く。

でもまたそれも居心地良くて…それに先生の真剣に整頓する姿が見れるのは嬉しくてつい見入ってしまう。


二人だけの時間。
二人だけの空間 ＿＿＿＿ 。


何もかもが嬉しくてずっと…このまま二人きりで居れたら良いのに…だなんて思ってしまう私はイケナイ子だろうか。