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ー 甘美な甘さと熱の疼き ー 《リヴァイ》

第7章 こっち見て…?【現パロ・教師×生徒】


…え?腕…?

意味がわからず首を傾げていれば、先生は私に近寄りスっと自然に右腕を掴まれる。


「っ!?ぇ…せんせ…」

「俺が持つまでかなり長い間ダンボール持ってただろうからな。痛めたりはしてねぇか?」

「あ…はい、痛みとかはないです。」

「…そうか。ならいい。」


そう言って先生の手が腕から離れる。

いきなりの手の温もりに落ち着いていた心臓が高鳴り始める。

ちょっとした事なのに…意識しないようにしても…体は正直で…

先生が好きなんだと嫌でも思い知らされる。


「っ〜〜…」


ポポッと顔に熱を持つと、先生は異変に気付いたのか不思議そうに聞いてくる。


「顔赤いが熱でもあるのか?」

「へ…!?いや、全然っ…!ないですっ…!」


必死に両手を顔の前に出しブンブンと振り違うと伝える。

それを隠そうとしていると捉えられたのか、先生は眉を顰め私に問いかけてくる。


「本当か?てめぇは隠す癖があるからな。」

「っ…!?体調は悪くないですよっ…!本当にっ!」


体を少しだけ曲げて私と目線を合わし、じーと見つめてくる先生に高鳴りは速く鳴って顔がどんどん熱くなるのを感じる。

ヤバい…っ…てぇぇ〜〜!


「…さっきよりも赤くなってるが大丈夫か?」


そう言って先生はピタリと私の額に手を置いた。
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