第7章 こっち見て…?【現パロ・教師×生徒】
「は、はい…すみません…」
クラスの皆が小さく笑う中、私は恥ずかしくて頬を赤らめる。
でも…先生の笑ったあの顔は…カッコよくて…心臓が煩い。
胸元のシャツを手でぎゅっと握れば、ガラッと教室のドアが開いた。
「はぁ…すみませんっ…遅れましたっ…!」
「イェーガー、てめぇこれで何度目だ。」
ピシッと額に怒りマークを浮かべるリヴァイ先生。
イェーガーくんは息を切らしながら苦笑いし…
「あー…2回目…?」
「あ?寝惚けたこと言ってんじゃねぇ。3回目だ、このクソガキ。」
「あれ…そうでしたっけ…すみません。」
口元を引き攣らせながら言うイェーガーくんに先生は溜息をつき、教壇が降りてイェーガーくんに近付くと、パシンっと出席簿で軽く頭を叩く。
「いてっ…!何すん…」
「何だと?お仕置きに決まってんだろうが。躾には痛みが一番効くからな。」
「っ…先生、容赦無さ過ぎだろ…」
「緩くしたら躾にもならねぇだろ。お仕置されたくなきゃ遅刻せずに来い。」
そう言われ、渋々頷くイェーガーくん。
クラスの皆は静かに見守りながら二人を見つめる。
厳しいとこもあるけど、ちゃんと思い遣りがあるのが分かるから皆何も言わないし、先生に信頼を置いて頼ったりしてる。
怒ると本当に怖いけど…またそこも私は好き。
叱るだけじゃなく、褒めるとこはちゃんと褒めてくれる。
そんなリヴァイ先生に恋して一年経とうとしている。
こんな思いイケナイのは百も承知。でも好きなの…。
先生に近付きたい ____ 。