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ー 甘美な甘さと熱の疼き ー 《リヴァイ》

第7章 こっち見て…?【現パロ・教師×生徒】


優しい声色にドキリとして、撫でられた頭がほんのりと熱を持つ。


「っ…!い、いえ!じゃあ私は教室に行きますね!」

「ああ。」


そう言って先生の横を速歩で通り過ぎる。

まだドクドクと言っている心臓。

頭を撫でられただけなのに…たったこれだけのことでこんなにもドキドキしてしまう…。

きっと先生は知らない。


胸元を手で抑えながら私は教室へと歩みを進めた。


























数分もすればぞろぞろと生徒達が教室へ入ってきて…
予鈴が鳴る。

そして…ガラッと扉が開かれ目を向ければ…


私の好きな人…リヴァイ先生が立っていて。

教壇に立ち、いつもの出席簿が始まる。



「出席取るぞ。名前を呼ばれた奴は返事しろ。」


そう言って次々と先生が名前を呼んでいく。

女の子は名前を呼ばれる度、嬉しそうに微笑んで返事をする子や中には頬をピンク色に染め…照れくさそうに返事をする子もいる。


やっぱり先生はカッコイイから…
そういう反応にもなるよね。


机に肘を付いて頬杖をしながら見ていると…


「。」

「っ…!ひゃいっ!」


いきなり名前を呼ばれ、びっくりして変な声で返事をすれば先生はクスッと小さく笑って私を見る。


「何処に意識を向けてたのかは知らねぇが授業中は余所見厳禁だからな。」
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