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ー 甘美な甘さと熱の疼き ー 《リヴァイ》

第7章 こっち見て…?【現パロ・教師×生徒】




お願い、振り向いて欲しいの。
ねぇ、先生…こっち見て、、?








「リヴァイせんせーい!」

「…あ?」


朝、まだ生徒もそんなに多くなく教室に向かって廊下を歩いていれば角刈りで寄り付かせないオーラを放つ…後ろ姿の先生を見つけて…

嬉しくて呼び止めれば、相変わらずの目付きの悪さに加え愛想なんて無い。言葉遣いだって荒い。

そして不機嫌そうとも取れる表情で私の方へと振り返る先生。


「おはようございます!」


そんな先生に私は恋をしている____ 。


「…ああ。おはよう。」


無表情で感情があまり分かりにくい人だけど…中身は温かくて優しい人だって分かってるから…。

怖いとか話しかけにくいとか思わない。

だから私は今日も先生の隣に並んで話を続ける。


「先生はこれから部活の指導に行くんですか?」

「いや、今日は俺じゃねぇ。モブリットが指導する。」

「そうなんですか!じゃあ朝のホームルームまでは職員室にって感じなんですね。」

「ああ。それにしてもお前はやけに今日は早ぇな…部活か?」


不思議そうな顔をする先生に私は笑顔で答える。


「違います!先生に会いたくて…、いつもより早起きして学校に来ちゃいました!」


そう答えると先生は少し驚いた表情をして言う。


「俺にか?面白ぇ奴だな。こんなおっさんに会っても何も無ぇぞ。」

「そんな事無いですっ!!先生とこうして会って話したりするの…う…嬉しいですし。」


先生は気付いていないだろうけどカッコイイから…いつも女子生徒に囲まれてるし…。長く話したくてもあれだけ集まられたら…話が出来ない。

だから今だけ…今だけは独り占め出来る唯一の時間。

すると先生はフッと軽く口元を緩ませ私の頭をポンポンと撫でながら言う。


「そうか。ありがとうな。」
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