• テキストサイズ

ー 甘美な甘さと熱の疼き ー 《リヴァイ》

第9章 愛とこの熱さと温もりの意味【中編△】


鋭い視線で見つめられ、何も話せないまま私は目線を落とす。

不満…?分からないけど…一つ言えるのはきっとここで私が嫌だと言っても引き下がらないだろうということ。

なら…ここは___ 、、、


「…いえ。分かりました。」

「それは承諾したと受け取っていいんだな?」

「はい。」

「…わかった。なら明日から早速始めるぞ。」

「え、明日からですか?」


すごい急だなぁ…。

びっくりしながら兵長を見つめれば、当たり前だと言わんばかりに頷きながら言葉を続ける。


「ああ。訓練終わったら俺の部屋に来い。そこで特訓をする。」

「…特訓…?」

「…そうだ。今日した事をやってお前に溢れ出てきた感情が何かを分からせる特訓だ。」


また今日みたいに手を握ったりするってことか…。
それで…あの不思議な暖かな感情が分かるというの?

納得いかないままコクリと頷くと兵長は満足そうに口元を軽く緩めた。


こうして、私は兵長との感情を分からせるという特訓が始まった。









┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈。。。





兵長との特訓の前にある約束をした。
男共と肌を重ねたり、呼んだりすることは禁止。
感情を持つまでは絶対ヤるなと口酸っぱく言われて…

どうしてなのか腑に落ちずだったけど仕方なく了承した。


こうして私は言われた通り、訓練が終わった後兵長の部屋に行き…
兵長にあの時と同じように手を握られる。

握ってる最中は、訓練のことや傷のこと等…たわいも無い話をしながら数分そのままの状態が続く。

結局、暖かい感情は溢れてきたがそれが何なのか分からず初日は終了した。
/ 135ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp